水戸市民だけが使いこなす?「通」な言葉まとめ!
今回は、水戸市民は日常的に使っているけれど、水戸市民以外にはなかなか理解できない、方言とは違ったとっておきの「通」な言葉をご紹介します。
水戸市に来たらドヤ顔で使ってみたい、そんな秘密の言葉事典をお楽しみください!
会話の時はとりあえずこれ!【いやどうも】
このフレーズ、生粋の水戸市民である中の人は毎日のように使っています。
挨拶としてはもちろんのこと、感謝や謝罪の気持ちを表すときにも使われる、たった5文字にしては汎用性が高すぎるフレーズなんです。
例えば、「いやどうも」にはこんな意味が込められています。
友だちに会ったとき
「いやどうも!(おつかれ!今日もいい天気だね!)」先輩に奢ってもらったとき
「いやどうも!(ごちそうさまでした!美味しかったです!)」約束の時間に遅れてしまったとき
「いやどうも、、。(待たせてしまってすみません、、。)」家を建てたことを聞いたとき
「いやどうも!(その若さで家建てるなんてやるねぇ!)」よく知らない相手との会話のとき(「〇〇なんですよ〜」)
「いやどうも!(よくわからんけど、とりあえずリアクションしとくか!)」
などなど、水戸市民のみならず茨城県民は、状況に合わせた言い方と表情を巧みに駆使して一つのフレーズを使いこなす「いやどうも」の使い手集団なんです。
ちなみに水戸市の観光客に大人気のお土産品にも「いやどうも」というお菓子があります!
中の人も自分で買って食べるくらい好きな一品なので、お土産を探す際はぜひお試しください!
Googleマップでも見つからない?【ろっこく】【きゅうろく】
水戸市民にとっては欠かせない言葉、「ろっこく」。
毎日の通勤やお出かけの際には、
「ろっこくで渋滞に巻き込まれた」とか、
「ろっこく沿いでおいしいラーメン屋を見つけた」なんていう話題がよく飛び交います。
実は「ろっこく」とは、国道6号の愛称なんです。
北は仙台、南は中央区日本橋へつながる「ろっこく」は、水戸市民の休日にたくさんの選択肢をもたらしてくれる、なくてはならない水戸ライフの一部なのです。
ちなみに、旧国道6号は「きゅうろく」「旧ろっこく」と呼ばれます。
中心市街地である大工町から、茨城県庁の西側を通る、
これもまた、水戸で過ごすには通らざるを得ない、重要な道路です。
今は「水戸神栖線」という名前になっています。
「ろっこくってどこ!?」と思って地図アプリで調べても出てきませんので、今のうちに覚えておきましょう!
集合場所にしては広すぎ?【水戸】
「学校終わったらどうする〜?」
「ん〜、とりあえず水戸行く?」
なんて会話は、特に水戸市内の中高生では日常茶飯事です。
水戸にいるのに「水戸」に行くんです。
水戸市の面積は217.3 km²もあります。
東京ドーム4,647個分です。
場所の指定があまりにも曖昧すぎやしませんでしょうか。
安心してください。
水戸市の若者もそこまで適当ではありません。
ここで使われる「水戸」とは、「水戸駅」を指しているんです!
交通や商業、飲食業の中心として栄える水戸駅周辺には、カフェやアパレルショップ、雑貨屋に映画館にゲームセンターなどなど、若者向けの店舗がずらり!
なぜ「駅」を外して呼ばれるようになったかはわかりませんが、放課後や休日の遊び場として、水戸市の中高生は「水戸」へ繰り出すのです。
もちろん、この使い方をしているのはほぼ中高生のみと、全体の割合としては少ないですが、変なツッコミをして年寄り扱いされないよう、覚えておきましょう。ちなみに、「黄門像の前集合ね」は北口を、「納豆のとこで待ってるね」は南口を指しています。待ち合わせの際はぜひ使いこなしてみてください!
そういえば、なぜ水戸駅北口側は「北口」と呼ばれるのに、南口側は「駅南(えきなん)」と呼ばれがちなんでしょう。知りません。
どこ高出身?あー、そこね!【各高校の略称】
水戸市には、県立高校だけで8校もある、高校生の多いまちなんです!
ここまで多いと、場所の目印としても便利で、水戸での生活に高校の知識は欠かせません。
茨城県の代表校がベスト4に進出するなど今年の甲子園も盛り上がり、高校への注目度が高まっている今!
水戸市公式noteを読んでくれているみなさまへ、今回は県立高校に絞ってクイズを出題します!
第1問! 使いこなせればホンモノ!略してなんと呼ぶ?
高校名を呼びやすく略すのは全国どこでも同じこと。
今回は間違いやすい市内県立高校の略称をピックアップ!
水戸工業高校=〇〇〇〇
水戸桜ノ牧高校=〇〇〇〇
水戸商業高校=〇〇〇〇〇
緑岡高校=〇〇〇〇〇
第2問! 本当に水戸市にある高校はどれ?
次の3校のうち、水戸市内に実在する高校はどれでしょうか!
水戸北高校
水戸農業高校
水戸第三高校
答え合わせ!
みなさんは全部わかったでしょうか!
第1問の答えは・・・
水戸工業高校=すいこう
水戸桜ノ牧高校=まきこう
水戸商業高校=すいしょう
緑岡高校=りょくこう
「みと」「すい」、文字数は変わりません。
漢字一文字だって略せるものは略す、それが水戸市民なのです。たぶん違います。
水戸桜ノ牧高校を「すいおう」と呼ぶこともありますが、基本的には校内でだけ(中の人経験談)です。一般的な「まきこう」呼びをお勧めします。
緑岡高校は「りょくこう」が正しい呼び方らしいですが(中の人調べ)、「りょっこう」と発音している方がほとんどです。
「いやいやりょっこうでしょ!」と思ったプロ水戸市民のみなさま、ご安心ください。正解でございます。さすがでございます。
第2問、本当に水戸市内にある高校は・・・
水戸第三高校!
水戸市には水戸一高、二高、三高があります。四高はありません。
水戸一高に次いで歴史の長い水戸農業高校があるのは、お隣の那珂市!
那珂市に移転する前は、今の茨城県立歴史館の場所にあったんです!
水戸北高校はそもそも存在しません。
あるのは駅南通りを入ってすぐにある水戸南高校です。
全国で唯一の公立広域通信制高校であり、茨城県の生涯学習の一翼として期待が寄せられています!
南があるのに北がなくて、北がないのに南ができたのはなぜでしょうか。私に聞かないでください。
まとめ
水戸市民にとっては当たり前の言葉たちが、実は水戸市外の人にはなかなか理解できないものばかり。
水戸市の魅力や独自性を感じることができる、言葉の一端をご紹介しました。
もちろん、これだけではありません。水戸市はまだまだ魅力的な言葉がたくさんあるんです!
ぜひ一度、水戸市に足を運んで、水戸市民との会話を楽しんでみてください。
きっと新たな発見があるはずです。
それでは、水戸市の魅力的な言葉を使って、楽しい水戸ライフをお過ごしください!
以上、水戸市公式noteでした! みなさん、いやどうも!